民法第170条・総則

民法第170条〜第174条:削除

第七章第三節のうち、民法170条から174条までは現行法で「削除」です。第一編「総則」はこの空き番で終わり、第175条から第二編「物権」が始まります。

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レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長

169条の次は……175条? また飛んでる!

ガレ博士フクロウ / 駅長補佐

そのとおりじゃ。e-Gov法令検索で現行の民法を開くと、第百七十条から第百七十四条まで 削除と書かれておる。そして第175条からは、もう第二編「物権」じゃ。第一編「総則」は、この空き番で終わるのじゃな。

e-Gov法令検索が示していること

第百七十条から第百七十四条まで 削除

第七章第三節「消滅時効」のうち、5か条が空き番です。

条文 内容
民法166条〜169条 消滅時効(債権等・生命身体の侵害・定期金・確定判決)
民法170条〜174条 削除
民法175条 第二編「物権」第一章「総則」(物権の創設)

レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長

総則の最後が「削除」で終わるって、なんだか不思議な感じ。

ガレ博士フクロウ / 駅長補佐

条数を詰めれば、それより後ろの条文がぜんぶずれるからのう。民法177条の対抗要件対抗要件たいこうようけん当事者間で成立した権利関係を、第三者に対して『自分が権利者だ』と主張するために必要な要件(不動産における登記など)。用語ページを見る →も、民法709条の不法行為も番号が変わってしまう。判例も教科書も、他の法律からの引用も食い違うことになる。

民法38条から84条まで、155条から157条までのときと、まったく同じ理屈じゃ。

第一編「総則」を振り返る

条文 内容
第一章 通則 民法1条・2条 基本原則、解釈の基準
第二章 人 民法3条〜32条の2 権利能力・意思能力・行為能力、住所、不在者、失踪、同時死亡
第三章 法人 民法33条〜37条(38条〜84条削除) 法人の成立・能力・外国法人・登記
第四章 物 民法85条〜89条 物・不動産・従物・果実
第五章 法律行為 民法90条〜137条 総則・意思表示・代理・無効及び取消し・条件及び期限
第六章 期間の計算 民法138条〜143条 起算・満了・暦による計算
第七章 時効 民法144条〜169条(155条〜157条、170条〜174条削除) 総則・取得時効取得時効しゅとくじこう一定期間の占有や権利の行使によって、その権利を取得する時効のこと(民法162条・163条)。所有権なら20年、占有開始時に善意無過失なら10年です。用語ページを見る →消滅時効消滅時効しょうめつじこう権利を行使しないまま一定期間が過ぎることで、その権利が消滅する時効のこと。債権は知った時から5年、行使できる時から10年です(民法166条1項)。用語ページを見る →

ガレ博士フクロウ / 駅長補佐

こうして並べると、総則が何をしておるかが見えてくるのう。人とは誰か、物とは何か、意思表示はどう効くか、時間はどう数えるか——民法全体の共通部分を、先にまとめて置いてあるのじゃ。

第二編から先は、この道具を使って組み立てられていく。総則は道具箱じゃな。

古い判例を読むときの注意

レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長

削除された条文の番号が出てくる判例もあるんだよね。

ガレ博士フクロウ / 駅長補佐

そこは繰り返し言うておこう。古い判決は、その当時の条数と用語で書かれておる。第七章はとくに、「中断」「停止」といった語が現行法の「完成猶予完成猶予かんせいゆうよ一定の事由がある間、時効が完成しないこと(民法147条以下)。それまで経過した期間はそのまま残る点で、振り出しに戻る更新と異なります。用語ページを見る →」「更新更新こうしん時効が新たにその進行を始めること(民法147条2項・148条2項・152条1項)。それまで経過した期間はリセットされます。用語ページを見る →」と対応せぬことがある。

条数が飛んでおるのを見たら、まず e-Gov法令検索で現行法を開いて確かめる。記憶で埋めてはならぬ——それがこの学びの土台じゃ。

資格別の演習

行政書士正誤問題AI生成類題

現行の民法において、第七章第三節のうち第170条から第174条までは削除されている。

解答・解説を見る

解答:

正しい記述です。e-Gov法令検索の現行民法では、当該箇所が「第百七十条から第百七十四条まで 削除」と表示されます。第169条の次は第175条です。

司法書士正誤問題AI生成類題

民法第一編「総則」は第174条までであり、第175条からは第二編「物権」が始まる。

解答・解説を見る

解答:

正しい記述です。第七章第三節の末尾にあたる第170条から第174条までは削除されており、第175条(物権の創設)から第二編「物権」第一章「総則」が始まります。

司法試験正誤問題AI生成類題

民法170条から174条までが削除されたことに伴い、民法175条以下の条数も繰り上げられた。

解答・解説を見る

解答:×

誤りです。条数は繰り上げられておらず、第169条の次は第175条です。削除された条数は空き番として残されています。条数を詰めると、それより後の条文の番号がすべてずれ、判例や他の法律からの引用と食い違ってしまうためです。

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