刑法第101条・逃走の罪

刑法第101条:看守者等による逃走援助

拘禁された者を看守し、または護送する者が逃走させる罪です。第六章のなかで最も重い法定刑が定められています。

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レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長

1年以上10年以下……この章でいちばん重い!

ガレ博士フクロウ / 駅長補佐

そのとおり。逃がさないことを任された者が逃がす——裏切りの重さが、そのまま刑に出ておるのじゃ。

条文の内容

法令により拘禁された者を看守し又は護送する者がその拘禁された者を逃走させたときは、一年以上十年以下の拘禁刑に処する。

主体は2種類

主体 条文の言葉
① 拘禁された者を看守する者
② 拘禁された者を護送する者

看守者等による逃走援助看守者等による逃走援助かんしゅしゃとうによるとうそうえんじょ拘禁された者を看守しまたは護送する者が、その者を逃走させること(刑法101条)。1年以上10年以下の拘禁刑で、逃走の罪の中で最も重い法定刑です。用語ページを見る →は、この立場にある者だけが犯せる身分犯身分犯みぶんはん犯人の一定の身分が、犯罪の成立や刑の軽重にかかわる犯罪のこと。刑法65条1項は身分のない者も共犯となるとし、2項は身分により刑に軽重があるときは身分のない者に通常の刑を科すとしています。用語ページを見る →です。

レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長

100条の逃走援助と、どう違うの?

ガレ博士フクロウ / 駅長補佐

行為の中身は似ておる。違うのは誰がやったかじゃ。条文はそこだけを見て、刑を大きく引き上げておる。

第六章の法定刑を並べる

条文 罪名 法定刑
97条 逃走 3年以下の拘禁刑
98条 加重逃走 3月以上5年以下の拘禁刑
99条 被拘禁者奪取 3月以上5年以下の拘禁刑
100条1項 逃走援助 3年以下の拘禁刑
100条2項 逃走援助(暴行・脅迫) 3月以上5年以下の拘禁刑
101条 看守者等による逃走援助 1年以上10年以下の拘禁刑

資格別の演習

司法書士正誤問題AI生成類題

拘禁された者を護送する者がその者を逃走させたときは、1年以上10年以下の拘禁刑に処せられる。

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解答:◯

正しい記述です。刑法101条は「看守し又は護送する者」を主体としています。

司法試験正誤問題AI生成類題

刑法101条の罪は、第六章「逃走の罪」のなかで最も重い法定刑が定められている。

解答・解説を見る

解答:◯

正しい記述です。他の条文の上限が5年以下であるのに対し、101条は1年以上10年以下の拘禁刑です。

ガレ博士フクロウ / 駅長補佐

そして章の締めくくりが、未遂の一言じゃ。

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