刑法第58条・総則
刑法第58条:削除
刑法58条は現行法で「削除」です。累犯の章のなかにある空欄で、総則に3つある削除条の最後にあたります。
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
57条と59条の間だ。累犯の章の中だね。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
そのとおり。総則の削除条は13条・40条・55条・58条の4つ——これで全部そろうことになる。
条文の内容
e-Gov法令検索で第58条を開くと、次の2文字だけが表示されます。
削除
第十章のなかでの位置
第1編第10章「累犯」は、一度処罰された者が再び罪を犯した場合の扱いを定める章です。
| 条文 | 内容 |
|---|---|
| 56条 | 再犯再犯拘禁刑に処せられた者が、その執行を終えた日または執行の免除を得た日から5年以内に更に罪を犯し、有期拘禁刑に処せられる場合のこと(刑法56条1項)。用語ページを見る →(拘禁刑に処せられた者が5年以内に更に罪を犯した場合) |
| 57条 | 再犯加重再犯加重再犯の刑を、その罪について定めた拘禁刑の長期の2倍以下とすること(刑法57条)。長期だけが動き、短期は動きません。用語ページを見る →(再犯の刑は、その罪について定めた拘禁刑の長期の2倍以下) |
| 58条 | 削除 |
| 59条 | 三犯以上の累犯(三犯以上の者についても、再犯の例による) |
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
57条と59条にはさまれてる。加重の話が続く場所だね。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
位置からはそう見える。じゃが中身は現行法からは分からぬ。40条や55条とは違い、この条文を参照法条とする最高裁判例も見あたらぬ。空欄は空欄のまま読む——それが誠実な向き合い方じゃな。
分かることと分からないこと
| 分かること | 根拠 |
|---|---|
| 現行法では「削除」であること | e-Gov法令検索 |
| 第十章「累犯」のなかに位置すること | 同上 |
| 前後が57条(再犯加重)・59条(三犯以上の累犯)であること | 同上 |
| 分からないこと |
|---|
| かつてどのような規定が置かれていたか |
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
分からないことは分からない、って書くんだね。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
法律を学ぶうえで、これはとても大切なことじゃ。根拠のないことを書かない。40条や55条には判例という手がかりがあった。58条にはない。ならば、そう書くのが筋というものじゃな。
総則の削除条
| 条文 | 章 |
|---|---|
| 13条 | 第2章 刑 |
| 40条 | 第7章 犯罪の不成立及び刑の減免 |
| 55条 | 第9章 併合罪 |
| 58条 | 第10章 累犯 |
条数を詰めない理由
13条・40条・55条のときと同じです。59条以降の条数を動かさないために、空欄が残されています。
資格別の演習
刑法58条は、現行法では「削除」とされている。
解答・解説を見る
解答:◯
正しい記述です。e-Gov法令検索の現行法でも「削除」と表示されます。
刑法58条は、第1編第10章「累犯」のなかに位置している。
解答・解説を見る
解答:◯
正しい記述です。前後は57条(再犯加重)・59条(三犯以上の累犯)です。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
総則の空欄はここまで。次は第2編に移るぞ。じつは章そのものが「削除」になっておる場所があるのじゃ。