民法第911条・相続
民法第911条:共同相続人間の担保責任
各共同相続人は、他の共同相続人に対して、売主と同じく、その相続分に応じて担保の責任を負います。
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
分けてもらった財産に問題があったら、誰に言えばいいの?
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
他の共同相続人じゃ。 民法911条——「売主と同じく」と書いてある。
条文
各共同相続人は、他の共同相続人に対して、売主と同じく、その相続分に応じて担保の責任を負う。
| 要素 | 条文の言葉 |
|---|---|
| 誰が誰に | 各共同相続人が他の共同相続人に対して |
| どのように | 売主と同じく |
| どれだけ | その相続分相続分各共同相続人が相続財産を承継する割合のこと。法定相続分(民法900条)と指定相続分(民法902条)があります。用語ページを見る →に応じて |
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
遺産分割は売買じゃないのに、売主と同じなんだ。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
民法909条本文により、分割はさかのぼって効力を生ずる。 形の上では、はじめから各自のものじゃ。
それでも公平を保つため、売主と同じ責任を負わせた——そう読める規定じゃな。
担保責任担保責任引き渡した目的物に問題があったときに負う責任のこと。共有物の分割では、各共有者が他の共有者の取得した物について売主と同じく持分に応じて負います(民法261条)。用語ページを見る →の中身は、民法562条以下の契約不適合契約不適合引き渡された目的物が種類・品質・数量に関して契約の内容に適合しないこと。買主は追完請求・代金減額請求・損害賠償請求・解除ができます。用語ページを見る →の規定によることになる。
次の民法912条は債権について、913条は資力のない者がある場合について、914条は遺言による別段の定めについて定めておるぞ。
資格別の演習
各共同相続人は、他の共同相続人に対して、売主と同じく、その相続分に応じて担保の責任を負う。
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解答:◯
正しい記述です。民法911条がそのとおり定めています。
民法911条から913条までの規定は、被相続人が遺言で別段の意思を表示したときは適用されない。
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解答:◯
正しい記述です。民法914条がそのとおり定めています。
民法911条による担保責任は、各共同相続人が均等の割合で負う。
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解答:×
誤りです。民法911条は「その相続分に応じて」と定めています。