民法第899条・相続
民法第899条:相続分に応じた権利義務の承継
各共同相続人は、その相続分に応じて被相続人の権利義務を承継します。
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
借金も、相続分どおりに分かれるの?
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
民法899条は「権利義務」と書いておる。 義務も含む一行じゃ。
条文
各共同相続人は、その相続分に応じて被相続人の権利義務を承継する。
| 要素 | 条文の言葉 |
|---|---|
| 誰が | 各共同相続人 |
| どれだけ | その相続分相続分各共同相続人が相続財産を承継する割合のこと。法定相続分(民法900条)と指定相続分(民法902条)があります。用語ページを見る →に応じて |
| 何を | 被相続人被相続人相続される側の人、すなわち死亡した者のこと。用語ページを見る →の権利義務を承継 |
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
898条の共有と、どう違うの?
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
898条1項は相続財産相続財産被相続人の財産に属した一切の権利義務のこと。被相続人の一身に専属したものは除かれます(民法896条ただし書)。用語ページを見る →が共有共有一つの物を複数人で所有すること。各共有者は共有物の全部について、その持分に応じた使用ができます(民法249条1項)。用語ページを見る →に属することを述べておった。
899条は、その承継が相続分に応じたものであることを述べておる、と読める。
債務については民法902条の2も見よ。 相続分の指定がされた場合でも、債権者は民法900条・901条により算定した相続分に応じて権利を行使できる。
指定は債権者を拘束せぬ——そう読める組み立てじゃな。
資格別の演習
各共同相続人は、その相続分に応じて被相続人の権利義務を承継する。
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解答:◯
正しい記述です。民法899条がそのとおり定めています。
被相続人の債務の債権者は、相続分の指定がされた場合であっても、各共同相続人に対し民法900条及び901条により算定した相続分に応じてその権利を行使することができる。
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解答:◯
正しい記述です。民法902条の2本文がそのとおり定めています。
民法899条により承継されるのは、被相続人の権利のみである。
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解答:×
誤りです。民法899条は「被相続人の権利義務を承継する」と定めています。