民法第516条・債権
民法第516条・第517条:削除
民法516条・517条は現行法で「削除」です。更改に関する2か条が平成29年改正で削られた経緯を確認します。
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
515条の次が518条になってる! また空き番だ。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
見つけたのう。 e-Gov法令検索で現行の民法を開けば、こう書かれておるはずじゃ。
e-Gov法令検索が示していること
第五百十六条及び第五百十七条 削除
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
2か条まとめて削除なんだ。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
民法38条から84条までの47か条に比べれば小さいが、同じ扱いじゃ。条数は繰り上がらぬ。515条の次は518条——空き番として残るのじゃな。
削除の跡は、法律が歩んできた道の記録でもある。繰り上げてしまえば、判例も文献も他の法律からの引用も、すべて食い違ってしまうからのう。
平成29年改正で削られた2か条
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
ここには何が書いてあったの?
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
どちらも更改更改従前の債務に代えて新たな債務を発生させる契約。従前の債務は消滅します(民法513条)。連帯債務では全員のために債権が消滅します(民法438条)。用語ページを見る →に関する規定じゃった。 平成29年改正で、更改の節がまとめて整理されたのじゃな。
今の更改は、4か条だけじゃ。
| 条文 | 内容 |
|---|---|
| 民法513条 | 更改(三つの類型) |
| 民法514条 | 債務者の交替による更改 |
| 民法515条 | 債権者の交替による更改 |
| 民法516条・517条 | 削除 |
| 民法518条 | 更改後の債務への担保の移転 |
すっきりしたものじゃろう。 使われることの少ない制度は、条文も絞られていく——改正が果たした整理じゃ。
削除された条数に出会ったら
| 確認すること | 方法 |
|---|---|
| その条数が現行法にあるか | e-Gov法令検索(https://laws.e-gov.go.jp/ )で当該法令を開く |
| 古い文献が引く条数が今どこにあたるか | 現行法の条文内容と突き合わせる |
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
平成29年改正より前の文献は、「民法516条」を生きている条文として語っておる。
条数が飛んでいたら、まず削除を疑い、e-Gov法令検索で現行法を確かめる——記憶で埋めてはならぬのじゃ。
債権編には、ここのほかにも民法480条という空き番があるぞ。そちらも平成29年改正によるものじゃ。
資格別の演習
現行の民法において、第516条及び第517条は削除されている。
解答・解説を見る
解答:◯
正しい記述です。e-Gov法令検索の現行民法では、当該箇所が「第五百十六条及び第五百十七条 削除」と表示されます。
民法516条及び517条が削除されたことに伴い、民法518条以下の条数は繰り上げられた。
解答・解説を見る
解答:×
誤りです。条数は繰り上げられておらず、民法515条の次は民法518条です。削除された条数は空き番として残されています。