民法第1039条・相続
民法第1039条:配偶者居住権の取得による配偶者短期居住権の消滅
配偶者が居住建物に係る配偶者居住権を取得したときは、配偶者短期居住権は消滅します。
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
遺産分割で配偶者居住権を得たら、短期のほうはどうなるの?
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
民法1039条じゃ。 消滅する。 重ねて持つ必要がないからのう。
条文
配偶者が居住建物に係る配偶者居住権を取得したときは、配偶者短期居住権は、消滅する。
| 要素 | 条文の言葉 |
|---|---|
| 場面 | 配偶者が**居住建物居住建物配偶者居住権又は配偶者短期居住権の対象となる、配偶者が相続開始の時に居住していた建物のこと(民法1028条1項・1037条1項)。用語ページを見る →に係る配偶者居住権配偶者居住権被相続人の財産に属した建物に相続開始の時に居住していた配偶者が、その居住建物の全部について無償で使用及び収益をする権利のこと(民法1028条1項)。用語ページを見る →を取得**したとき |
| 効果 | 配偶者短期居住権配偶者短期居住権被相続人の財産に属した建物に相続開始の時に無償で居住していた配偶者が、一定の日までの間、その建物について無償で使用する権利のこと(民法1037条1項)。用語ページを見る →は消滅する |
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
住めなくなるわけではないんだね。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
より強い権利に置き換わるだけじゃ。 配偶者居住権は使用のみならず収益もでき、原則として終身続く。
民法1037条1項ただし書と読み比べよ。 あちらは「相続開始の時において」配偶者居住権を取得した場合——そもそも短期居住権が発生せぬ。
1039条は、後から取得した場合じゃな。 発生した短期居住権が消える。
消滅しても返還は要らぬ。 民法1040条1項は「前条に規定する場合を除き」と断っておる。
資格別の演習
配偶者が居住建物に係る配偶者居住権を取得したときは、配偶者短期居住権は消滅する。
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解答:◯
正しい記述です。民法1039条がそのとおり定めています。
民法1039条により配偶者短期居住権が消滅したときは、配偶者は居住建物を返還しなければならない。
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解答:×
誤りです。民法1040条1項本文は「前条に規定する場合を除き」返還をしなければならないと定めており、民法1039条の場合は除かれています。
配偶者が相続開始の時において居住建物に係る配偶者居住権を取得したときは、配偶者短期居住権を有しない。
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解答:◯
正しい記述です。民法1037条1項ただし書がそのとおり定めています。