民法第261条・物権
民法第261条:分割における共有者の担保責任
分割で受け取った物に問題があったら、他の共有者が「売主と同じく」責任を負います。持分に応じた責任です。
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
分割でもらった土地に、あとから問題が見つかったの。もう分けちゃったし、諦めるしかない?
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
諦めるには早い。民法261条が、他の共有者に責任を負わせておる。しかも**「売主と同じく」**という、なかなか強い言葉でな。
条文の内容
各共有者は、他の共有者が分割によって取得した物について、売主と同じく、その持分に応じて担保の責任を負う。
| 要素 | 条文の言葉 |
|---|---|
| 誰が | 各共有者 |
| 何について | 他の共有者が分割によって取得した物 |
| どのように | 売主と同じく |
| 割合 | その持分に応じて |
| 内容 | 担保の責任を負う |
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
「売主と同じく」! 分割って、売買みたいなものなの?
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
条文はそう扱えと言うておる。考えてみよ。分割の前は全員が全体について持分持分共有者が共有物に対して有する権利の割合のこと。各共有者の持分は相等しいものと推定されます(民法250条)。用語ページを見る →を持っておった。分割の後は、それぞれが別々の物を単独で持つ。互いに持分を交換し合ったようなものじゃな。
であれば、渡した物に問題があれば責任を負う——売主と同じ扱いにするのは、理に適っておろう。
「持分に応じて」
責任は、共有者がそれぞれの持分に応じて負います。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
ここでも持分じゃ。使える程度(民法249条1項)、決める力(民法252条1項)、負う費用(民法253条1項)、そして担保責任担保責任引き渡した目的物に問題があったときに負う責任のこと。共有物の分割では、各共有者が他の共有者の取得した物について売主と同じく持分に応じて負います(民法261条)。用語ページを見る →(261条)。共有の条文は、持分という一本の軸で貫かれておるのう。
分割の後始末を定める条文
| 条文 | 内容 |
|---|---|
| 民法259条 | 共有に関する債権の弁済 |
| 民法260条 | 分割への参加 |
| 民法261条 | 担保責任 |
| 民法262条 | 共有物に関する証書の保存 |
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
分けて終わり、じゃないんだね。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
そういうことじゃ。分割は、共有関係の終わりであって、後始末の始まりでもある。民法はそこまで面倒を見ておるのじゃよ。
資格別の演習
各共有者は、他の共有者が分割によって取得した物について、売主と同じく、その持分に応じて担保の責任を負う。
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解答:◯
正しい記述です。民法261条がそのとおり定めています。
民法261条の担保責任は、各共有者が等しい割合で負う。
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解答:×
誤りです。条文は「その持分に応じて担保の責任を負う」と定めています。
共有物の分割によって取得した物に問題があった場合、他の共有者は売主と同じ立場で担保責任を負う。
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解答:◯
正しい記述です。民法261条は「売主と同じく」と定めており、分割を持分の交換に類するものとして扱っています。