刑法第131条・住居を侵す罪
刑法第131条:削除
刑法131条は現行法で「削除」です。かつてここにあった規定と、条数を詰めずに空欄を残す立法の作法を確認します。
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
また出た、「削除」! 13条のときと同じだ。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
刑法にはいくつも空欄があるからのう。131条もそのひとつじゃ。空欄がなぜ埋められないのかを、ここでもう一度確かめておこう。
条文の内容
e-Gov法令検索で第131条を開くと、次の2文字だけが表示されます。
削除
条数を詰めない理由
条文が不要になったとき、以降の条数を1つずつ繰り上げる方法も、理屈のうえでは考えられます。しかし刑法はそれをしません。
| 方法 | 起きること |
|---|---|
| 条数を繰り上げる | 132条以降がすべてずれる。判例・文献・他の法令の引用がすべて食い違う |
| 削除と書いて空欄を残す | 他の条数が動かない。過去の引用がそのまま生きる |
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
条数が動いたら、昔の判例が何を指してるかわからなくなっちゃうもんね。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
そのとおりじゃ。番号は法律の住所でな。住所が入れ替わってしまえば、誰も家にたどり着けぬ。だから空き地のまま残すのじゃ。
刑法の「削除」条文
現行の刑法で「削除」と表示される条文には、次のものがあります。
| 条文 |
|---|
| 13条 |
| 40条 |
| 55条 |
| 58条 |
| 73条から76条まで |
| 83条から86条まで |
| 89条 |
| 90条・91条 |
| 131条 |
| 178条 |
| 200条 |
第十二章の姿
131条が空欄であるため、住居を侵す罪の章は、実質的に2か条で構成されています。
| 条文 | 内容 |
|---|---|
| 130条 | 住居侵入等(前段:侵入/後段:不退去) |
| 131条 | 削除 |
| 132条 | 未遂罪 |
資格別の演習
刑法131条は、現行法では「削除」とされている。
解答・解説を見る
解答:◯
正しい記述です。e-Gov法令検索の現行法でも「削除」と表示されます。
刑法131条が削除されたことにより、以降の条数はすべて1つずつ繰り上がった。
解答・解説を見る
解答:×
誤りです。削除された条文の位置は空欄のまま残され、他の条数は動きません。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
では、章の締めくくりの132条へ進もう。