刑法第76条・第2編第1章(削除)
刑法第76条:削除(第2編第1章)
刑法76条は現行法で「削除」です。第2編第1章の最後の条文であり、この空欄の次から内乱に関する罪が始まります。
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
これで第1章が終わって、次から本当の第2編が始まるんだね。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
そのとおり。76条の空欄の次が、77条の内乱内乱国の統治機構を破壊し、またはその領土において国権を排除して権力を行使し、その他憲法の定める統治の基本秩序を壊乱することを目的として暴動をすること(刑法77条1項)。用語ページを見る →罪じゃ。ここから刑法各論の長い旅が始まる——そう思って読むと、この空欄も味わい深いのう。
条文の内容
e-Gov法令検索では、次のように表示されます。
第七十三条から第七十六条まで 削除
空欄の次に来るもの
| 条文 | 内容 |
|---|---|
| 73条〜76条 | 削除(第1章) |
| 77条 | 内乱内乱国の統治機構を破壊し、またはその領土において国権を排除して権力を行使し、その他憲法の定める統治の基本秩序を壊乱することを目的として暴動をすること(刑法77条1項)。用語ページを見る →(第2章 内乱に関する罪) |
| 78条 | 予備予備犯罪の実行のための準備行為。刑法78条(内乱予備)や88条(外患予備)のように、条文が定める場合にだけ処罰されます。用語ページを見る →及び陰謀陰謀犯罪の実行について謀議をすること。予備と並べて、刑法78条・88条・93条など条文が定める場合にだけ処罰されます。用語ページを見る → |
| 79条 | 内乱等幇助 |
| 80条 | 自首による刑の免除 |
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
77条から、いきなり内乱なんだ。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
刑法各論は国家そのものにかかわる罪から始まる。内乱、外患、国交、公務の執行——そこから、だんだん個人の生命や財産へと降りてくる並びになっておる。76条の空欄は、その入口に立つ番人のようなものじゃな。
第2編40章の並び
| 章 | 守るもの |
|---|---|
| 第1章(削除) | —— |
| 第2章〜第4章 | 国の存立・外国との関係 |
| 第5章〜第21章 | 国家の作用(公務・司法・通貨・文書など) |
| 第22章〜第35章 | 社会や個人の生活(風俗・生命・身体・自由・名誉) |
| 第36章〜第40章 | 財産 |
刑法の削除条をすべて並べる
| 条文 | 位置 |
|---|---|
| 13条 | 第1編第2章 刑 |
| 40条 | 第1編第7章 犯罪の不成立及び刑の減免 |
| 55条 | 第1編第9章 併合罪 |
| 58条 | 第1編第10章 累犯 |
| 73条〜76条 | 第2編第1章(章ごと削除) |
| 83条〜86条 | 第2編第3章 外患に関する罪 |
| 89条 | 第2編第3章 外患に関する罪 |
| 90条・91条 | 第2編第4章 国交に関する罪 |
| 131条 | 第2編第12章 住居を侵す罪 |
| 178条 | 第2編第22章 わいせつ、不同意性交等及び重婚の罪 |
| 200条 | 第2編第26章 殺人の罪 |
あわせて14か条が「削除」と表示されます。
資格別の演習
刑法76条の次に置かれているのは、内乱罪を定める刑法77条である。
解答・解説を見る
解答:◯
正しい記述です。第2編第1章は73条から76条まで削除されており、第2章「内乱に関する罪」が77条から始まります。
刑法において章そのものの名前が「削除」とされているのは、第2編第1章のみである。
解答・解説を見る
解答:◯
正しい記述です。他の削除条は、いずれも中身のある章のなかに置かれています。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
次は第三章「外患に関する罪」の空欄じゃ。章の中に2か所も空欄があるという、めずらしい章じゃぞ。