刑法第75条・第2編第1章(削除)
刑法第75条:削除(第2編第1章)
刑法75条は現行法で「削除」です。条文が消えても番号が動かないことによって、他の条文の「前条」「前二条」といった参照が守られています。
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
条数を動かさない理由、番号の引用のためだけ?
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
よい問いじゃ。もっと大きな理由がある。刑法の条文は、たがいを「前条」「前二条」「前三条」と呼び合っておるじゃろう。番号が動けば、その呼び合いがすべて狂うのじゃ。
条文の内容
e-Gov法令検索では、次のように表示されます。
第七十三条から第七十六条まで 削除
条文どうしの呼び合い
刑法には、番号で他の条文を指す書き方が数多くあります。
| 書き方 | 例 |
|---|---|
| 前条 | 98条(「前条に規定する者が」)、191条(「第189条の罪を犯して」) |
| 前二条 | 145条(142条〜144条ではなく「前三条」)、196条、219条 |
| 前三条 | 151条、261条 |
| 条文の名指し | 112条、128条、168条、228条、243条 |
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
もし条数が繰り上がったら……「前三条」が指す先が変わっちゃう!
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
そのとおりじゃ。たとえば151条は「前三条の罪の未遂は、罰する」——148条から150条までを指しておる。もし途中の条文が消えて番号が詰まれば、この一文が指す罪が入れ替わってしまう。法律の意味そのものが変わるのじゃよ。
空欄が守っているもの
| 守られるもの | 具体例 |
|---|---|
| 条文どうしの参照 | 「前条」「前二条」「前三条」の指し先 |
| 他の法令からの引用 | 特別法が「刑法第○条」と引用している箇所 |
| 判例・文献の引用 | 「刑法200条違憲判決」のような呼び名 |
| 学習の積み重ね | 教科書・問題集の記述 |
「前三条」を確かめてみる
| 条文 | 「前三条」が指すもの |
|---|---|
| 刑法145条 | 142条・143条・144条 |
| 刑法151条 | 148条・149条・150条 |
| 刑法261条 | 258条・259条・260条 |
いずれも、間に削除条がないことを前提にしています。逆にいえば、削除条があってもそこは空欄のまま数えられます。
資格別の演習
刑法75条は、現行法では「削除」とされている。
解答・解説を見る
解答:◯
正しい記述です。e-Gov法令検索では「第73条から第76条まで 削除」と表示されます。
削除された条文の番号を繰り上げないのは、他の条文の「前条」「前三条」といった参照の指し先が変わることを避けるためでもある。
解答・解説を見る
解答:◯
正しい記述です。刑法145条・151条・261条など、番号で他の条文を指す規定が数多く置かれています。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
次の76条で、第2編第1章は終わりじゃ。その先に何が待っているかも見ておこう。