刑法第200条・殺人の罪
刑法第200条:削除(旧・尊属殺)
刑法200条は現行法で「削除」です。かつてここにあった尊属殺の規定が憲法14条1項に違反するとされた大法廷判決を確かめます。
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
4つめの「削除」だね。13条、131条、178条、そして200条。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
じゃがこの空欄は、ほかとは重みが違うぞ。最高裁が違憲と判断した条文の跡なのじゃからな。
条文の内容
e-Gov法令検索で第200条を開くと、次の2文字だけが表示されます。
削除
判例——刑法200条と憲法14条1項
最大昭和48年4月4日は、刑法200条は、憲法14条1項に違反すると判示しました。
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
裁判要旨がこの一文だけ?
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
そうじゃ。言うべきことが一文で足りたのじゃな。最高裁が法律の規定を違憲と判断した数少ない例のひとつで、大法廷が下しておる。
その後の経緯
違憲判決の後も、条文はしばらく法典に残っていました。現行法では「削除」と表示されています。
| 段階 | 状態 |
|---|---|
| 判決前 | 200条が適用されていた |
| 最大昭和48年4月4日 | 憲法14条1項に違反すると判示 |
| 現行法 | 「削除」 |
条数を詰めない理由
13条・131条・178条のときと同じです。
| 方法 | 起きること |
|---|---|
| 条数を繰り上げる | 201条以降がすべてずれる。判例・文献の引用が食い違う |
| 削除と書いて空欄を残す | 他の条数が動かない。過去の引用がそのまま生きる |
とりわけ200条は、その番号自体が判例史に刻まれています。「刑法200条違憲判決」という呼び方が通用するのは、番号が動かないからです。
刑法の「削除」条文
| 条文 |
|---|
| 13条 |
| 40条 |
| 55条 |
| 58条 |
| 73条から76条まで |
| 83条から86条まで |
| 89条 |
| 90条・91条 |
| 131条 |
| 178条 |
| 200条 |
現在の扱い
親を殺害した場合も、現行法では殺人殺人人を殺すこと(刑法199条)。死刑または無期もしくは5年以上の拘禁刑で、未遂(203条)・予備(201条)も処罰されます。用語ページを見る →罪(刑法199条)が適用されます。法定刑は死刑または無期もしくは5年以上の拘禁刑です。
資格別の演習
刑法200条は、現行法では「削除」とされている。
解答・解説を見る
解答:◯
正しい記述です。e-Gov法令検索の現行法でも「削除」と表示されます。
最高裁判所大法廷は、刑法200条が憲法14条1項に違反すると判示した。
解答・解説を見る
解答:◯
正しい記述です。最大昭和48年4月4日の判断です。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
次の201条は、殺人の準備段階を捉える条文じゃ。113条とよく似ておるぞ。