刑法第73条・第2編第1章(削除)
刑法第73条:削除(第2編第1章)
刑法73条は現行法で「削除」です。第73条から第76条までは一括して削除され、章そのものが「削除」という名前になっています。
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
章の名前が……「削除」!?
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
そのとおりじゃ。e-Gov法令検索で刑法第2編を開くと、**第一章の見出しそのものが「削除」**と表示される。中身のない章が、番号だけ残っておるのじゃな。
条文の内容
e-Gov法令検索では、第73条から第76条までがひとつの単位として表示されます。
第七十三条から第七十六条まで 削除
第2編の入口
刑法第2編「罪」は、次のように始まります。
| 章 | 名前 | 条文 |
|---|---|---|
| 第1章 | 削除 | 73条〜76条 |
| 第2章 | 内乱に関する罪 | 77条〜80条 |
| 第3章 | 外患に関する罪 | 81条〜89条 |
| 第4章 | 国交に関する罪 | 90条〜94条 |
| 第5章 | 公務の執行を妨害する罪 | 95条〜96条の6 |
レガちゃんパグ犬 / 見習い駅長
第2編は、いきなり空っぽの章から始まるんだ。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
ふしぎに思えるじゃろう。じゃが番号を動かさないという原則を貫けば、こうなる。章を1つ繰り上げれば、第2章以下の章番号がすべてずれてしまうからのう。
「削除」の3つの単位
刑法の削除は、条文の並び方によって表示の単位が変わります。
| 表示 | 例 |
|---|---|
| 1か条だけ | 13条、40条、55条、58条、89条、131条、178条、200条 |
| 複数の条文をまとめて | 73条から76条まで、83条から86条まで、90条及び91条 |
| 章ごと | 第2編第1章(73条〜76条) |
73条から76条までは、まとめて削除され、しかも章ごと空になったという、刑法でただ一つの例です。
条数を詰めない理由
これまでの削除条と同じです。
| 方法 | 起きること |
|---|---|
| 条数・章番号を繰り上げる | 77条以降、第2章以降がすべてずれる。判例・文献の引用が食い違う |
| 削除と書いて空欄を残す | 他の条数・章番号が動かない |
刑法第2編は、第1章が空欄であることによって、第2章以下がずっと同じ番号で呼ばれ続けているのです。
資格別の演習
刑法第2編第1章は、現行法では章の名前が「削除」とされている。
解答・解説を見る
解答:◯
正しい記述です。e-Gov法令検索でもそのように表示されます。
刑法第2編の実質的な最初の条文は、第77条(内乱)である。
解答・解説を見る
解答:◯
正しい記述です。73条から76条までは削除されており、第2章「内乱に関する罪」の77条が実質的な出発点になります。
ガレ博士フクロウ / 駅長補佐
次の74条も、同じ「第73条から第76条まで」の一部じゃ。まとめて削除されるとはどういうことかを見ていこう。